スペインの張り子と技術交流

2015-07-23

スペインの張り子職人 ラモン セラノさんが、
技術交流を目的に3日間デコ屋敷本家大黒屋で滞在していかれました。
まずスペインに張り子の存在があった事に驚きました。
話を聞くと作り方は、共通する部分がおおく。
しかし、素材の紙は再生紙を使用しているようです。
そして、型は私たちの型は、雄型に対し、
スペインでは雌型を使用して製作するようです。
バレンシアの火祭りの為に年中を通して準備をし、
お祭りの時に燃やすのが目的だそうです。

スペインの張り子で使用される紙、
色がついていますが、
色で厚みの区別がついているようです。
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デコ屋敷の木型にスペインの紙を使用して、
張り子を制作しています。
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素材の違いがあり、
作りづらいかなと思っていましたが、
悪くない出来でした。
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最後には、
工房内スタッフと交流を深め、
ラモンさんは次の地へ旅立って行きました。
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下の写真が、ラモンさん達が制作する火祭りの張り子、
規模が大きく、表現が繊細、とても刺激になりました。
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今度は、私がスペインに技術交流していきたいと思っています。
3月が楽しみです。

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工芸家 橋本彰一
株式会社デコ屋敷大黒屋 TEL.024-981-1636