特大だるま製作

2016-12-05

今回は、特大だるま制作工程を紹介したいと思います。
11月19,20日と九州、久留米市の久留米市美術館のオープン記念ワークショップのために製作しています。
高さ2m以上のだるま、手張りの張り子だるまでこの大きさはないのではないでしょうか。
また、私の経験では、白クマ張り子の次に規模の大きな物になりました。
6月下旬から準備開始してました。

今回も型製作型の素材はスタイロフォームを使用しています。
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デコ屋敷のだるまは、少し面長の形が特徴です。
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正直、型製作は順調、
何も悩むことがなく進行することが出来ました。
初めての制作でしたが、初めてつくった気がしませんでした。

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和紙張り開始

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10枚重ねの和紙を張り、乾燥させる。
それを5回繰り返し厚いところで50枚重ね強度を高めています。

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8月中は天候が悪く乾燥させるのに、
時間がかかりました。

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型から和紙を外しています。

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張って子が出来るから「張り子」と言われています。
子が生まれたようで嬉しかったです。

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型を外したとき出来た切り目をふさぎます。

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また、一体にしていきます。

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下地に胡粉を塗りました。

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赤色、肌色等塗ってデコ屋敷での製作は終わりです。
陸路で九州は久留米まで運びました。

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ワークショップにて
、福岡の和紙「八女和紙」を使用し、
会場でだるまを完成させていきます。

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多くの願い事が、開運しますようにと文字を入れ久留米市美術館で完成しました。
経験が少ない規模の大きなだるま制作になりました。
不安も有りながらの製作でしたが、無事完成することが出来ました。
この機会を下さった久留米市美術館関係者の皆様、東北の造形作家を応援する会の関係者に感謝したいと思います。

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工芸家 橋本彰一
株式会社デコ屋敷大黒屋 TEL.024-981-1636